劇団かもめんたる
前回の『尾も白くなる冬』という公演を1月に観て以来。
今までお笑いライブにはよくいくけど、舞台にはあまり足が向かなかった。
でもこの劇団の舞台は見に行かなきゃ!という気持ち。
前日にう大さんにTwitterでリプ予約した時には、明日は面白いものが観れる!というワクワクで心がムズムズした。
前回の観た公演では高圧的なキャラクターのスカウトマンがう大さんに対して会話の中で精神的に詰めたり、緩めたりして思い通りに操るとこが最高に怖くて気持ちが悪く、ものすごく面白かった!
この手の人物って、意外と世の中に沢山居て、へたすると自分もその餌食になってしまう恐怖が見ていて嫌悪感100%なんだけど、操られるう大さんが滑稽で心の底から笑えてしまった。
そして今回の公演。
う大さんはじめ、やばいメンタルの人物を演じる役者の方達。
とにかく得体の知れない感情にさせる天才。
男子特有の悪ノリが過ぎる男たちvs女子の正義と団結
この戦いがバチバチに繰り広げられていて、その中でも郡を抜いてう大さんのキャラクターが放つワードがやばかった。
お互い思ってる事全部言って誰かが吐くまで続けよう!的な台詞があって
最終的に一番かわいい女の子が吐いたのだ。
「出がらしぶってんじゃねーよ」この台詞もなかなかこわかった。笑
アフタートークでう大さんが
自分の演出は質が高い、でも実際の質と周りからの評価の乖離は一番だと言っていた。
演劇のことは1ミリも分かんないけど、う大さんの質の高い演出があってこそのこのえぐられる面白さなんだろうなと思った。